梢の料理帖

食べることとは生きることなり

切り昆布の炊き込みご飯

久しぶりの料理帖です。

突然ですが、クーブイリチーという沖縄の料理をご存知ですか?「クーブ」=昆布、「イリチー」=炒め物、という名前の通り、切り昆布の炒め物です。

わたしはこの料理が大好きで、前々から「ご飯にたっぷり混ぜたらおいしいだろうなあ…」と思っていました。そして今度作ったらご飯に混ぜ込もう…と考えているうちに、いっそ炊き込みご飯にしてみたらどうだろう?と思いついたのが、「切り昆布の炊き込みご飯」です。

 

切り昆布の炊き込みご飯

f:id:bon--appetit:20170328185801j:image

材料

  • 精白米:2合
  • 切り昆布:100g
  • 干し椎茸:2〜3個
  • にんじん:3〜5cm
  • 豚バラ肉:5枚
  • 酒:大さじ1
  • しょうゆ:大さじ2

 

作り方

  1. 米は研いで浸水しておく。
  2. 椎茸は水で戻してスライスする。(戻した水は捨てないで)
  3. 切り昆布は井の字にざくざく切る。にんじんは千切りにする。豚ばら肉は8mm幅くらいに切る。
  4. ①をザルにあけ、炊飯器の釜に移す。
  5. ④に酒・しょうゆを入れ、線のところまで椎茸の戻し水(足りなければ普通の水も足す)を注ぐ。調味料が均一になるようぐるっと混ぜる。
  6. ⑤に②と③を乗せて炊飯する。

 

f:id:bon--appetit:20170328185556j:image

炊く前はこんな感じ。昨日はたまたま余っている豚バラが2枚あって、わざわざ買うのもな…と思ってそれで済ませちゃったんですが、お肉の存在感的にも味的にも5枚くらいはあったらいいな〜と思います。

味付けは、今回醤油だけで炊いていますが、少し甘みがあってもおいしいと思います。クーブイリチーを作る時も少し甘みを入れるしね。

普段の炊き込みご飯のようにかつおだしで炊いてももちろんとってもおいしいと思いますが、昆布や椎茸や豚肉など旨みの詰まった食材がたくさん入っているので、今回はかつおだしは使いませんでした。

今回初めて作ったので、レシピというより本当に覚え書きという感じです。今後改善していきますね〜

 

ところで、食べながら夫が「ししじゅーしーみたいだね〜」と言っていました。

ああ、ありましたね!そんな料理…!

(ししじゅーしー=豚肉(焼豚?)を使った沖縄の炊き込みご飯。昆布が入るレシピもある)

けど厳密には違うと思うな!ということで、この覚書は「ししじゅーしー」ではなく「切り昆布の炊き込みご飯」を名乗ります。